設定用語集
物品
遺物<レリクス>
強大な力を宿す遺物。
その正体は武器であったり防具であったりそれ以外の道具であったり自然物であったりと様々。
能力を発現させることにより伝説や神話に語られるような様々な力を得ることができる。
原型を留めているレリクスは少なく、ほとんどは欠片の状態となっている。
レリクスの能力差について
レリクスの能力は伝説級から神話級まで様々。
また破損が少ないほうが当然強い力を秘めている。
ただその能力をどこまで引き出せるかは使用者による。
例えば特に訓練を積んでいない一般的な人間が引き出せる能力値が1000だとした場合、伝説級のレリクスの能力値は1000万、神話級のレリクスの能力値は1000億にもなる。
伝説級のレリクスの欠片であっても1万程度の能力値はあるため、レリクス自体にいくら能力差があったとしても、使用者の能力値に大きな差がなければ結局強さは同程度になる。
もし完全な状態の神話級レリクスの能力を100%引き出せる存在がいるとするならば、それ自体が神話に語られるような存在である。
レリクスの利点について
レリクスの主な利点は武器と認識されず、秘匿性が高いこと。
基本的にはただの骨董品でしかなく、元が武器のレリクスでも大体が破片の状態となっているため武器と認識されることはほとんどない。
まして災害級の破壊をもたらすと思われることはまずない。
また適性のない人間が手にしてもその能力を引き出すことはできないので一般人の手に渡ってもほとんど安全といえる。
模造品<レプリカ>
レリクスを能力ごとコピーした模造品。
レプリカに対してコピー元のレリクスをオリジナルと呼ぶこともある。
完全な姿で模造したものであっても、欠片でしかないオリジナルの能力にも及ばないが、ある程度量産が可能。
ヴァージンブレイド
人を斬ったことがないため血を知らない、無垢な刀のこと。
組織
文化庁文化財第参課
公には存在しないはずの、レリクスを専門的に扱う部署。
学芸員<キュレーター>
文化庁文化財第参課に属する文化財調査官補佐。
主にレリクスの調査、回収を任務としている。
偽造者<フォージャー>
レリクスの蒐集および偽造を行う正体不明の集団。
フォージャーという呼称はキュレーターによるものであり、当然自称はしない。
聖ジョージ大学附属高校
日本のどこかにある宗教系の由来をもつ私立高校。
礼拝堂はあるものの、いわゆるミッションスクール(布教を目的とした学校)ではない。
聖ジョージはセントジョージと読む。
元女子校だが数年前に共学化した。
ただ未だに女子校のイメージが強く、約9割が女子生徒である。
自由な校風が特徴で、制服はあるものの着崩していても着ていなくても咎められず、染髪も自由。
聖ゲオルギウスがドラゴン退治を行った際に使用した剣または槍の穂先が祀られているという噂がある。